覚悟を決めて、
上昇志向を貫く

KENTARO ANDO

安藤 健太郎

  • スーパーキスケPAO トレーナー

  • 2016年入社

1つだけ、雰囲気の違うブース

大学までずっと野球をしていて、将来も野球に携われたらと思っていたので、特になりたい職業もありませんでした。でも硬式野球では就職が難しいとなったので、とりあえず合同説明会に行ってみるかと。そこで1つだけ雰囲気の違うブースがあって…、それがキスケでした。「とにかく若い人財、やる気のある人が欲しい。成長できる体制は整っているから、」と熱心に誘われたんです。私自身収入を増やしたい、上に立ちたい、見栄を張りたいという野望があったので、やる気があれば上に上がれる職場環境はとても理想的でした。

自己中心的だった自分を変えてくれた

とにかく、今までの自分は自己中心的、自分が良ければそれでいいという考え方でした。だから、同僚とも必要以上に口を利かなかった。自分のその当時の価値観で、勝手に線を引いていたんです。しかし、リーダー登用試験に挑戦した時、それだけじゃ上に行けないことを痛感しました。試験の面接官に、「安藤さんはもっと人と話せ」とズバリ指摘されたんです。「技術だけ上がればノルマはクリアできるけど、人望はついてこない。部下ができるということは、下からも上からも信頼されないといけない。今のままだと安藤さんが苦労する」と。その言葉が、私の視野を広げてくれました。ただでさえ、私の所属するスーパーキスケPAOは総勢50名の大所帯。コミュニケーションをとらないと成り立たないことにようやく気付きました。

今の自分に足りないものに気づかせてくれる

その後入社2年半でリーダーに昇格し、次はトレーナーの登用試験に挑戦しましたが、一度落ちてしまいました。そのとき上司に言われたのが「安藤さんはビジョンが見えてない」。若手がトレーナーとして先輩トレーナーの中に入っていくということは、比較されるということ。できるのが当たり前の世界で、そこまで考えて仕事をしているかと問われ、正直言葉が出ませんでした。1つ先を見て、ビジョンを持って仕事をしないといけないことに気づかせてくれたんです。

いつも、その時欲しい言葉、必要な言葉をくれて、私に足りない部分を教えてくれる上司はやはりすごいなと思いました。特に採用からずっと見ていてくださったエリアマネージャーの存在の大きさ。リーダー、トレーナーと職位が上がるにつれてマネージャーの仕事も見えてくるので、近づくほどにその壁の高さを感じています。

火が付いた瞬間

とはいえ、やはり私も目指すところはマネージャー。そこに到達するためには何をしなければいけないか、真剣に考えるようになりました。そのために今、取り組んでいるのが設備のメンテナンス。これは信頼をしてもらえないとできない仕事ですから、任せていただけたときはうれしかったです。まだチャレンジを始めたばかりですが、以前は避けていた居残り練習や朝練にも取り組むようになりました。また、結婚も大きな転機だったと思います。朝早く出社して夜も帰りが遅くなるのは家族に迷惑をかけることになりますが、妻は自分のことを理解したうえで、背中を押してくれました。妻が「いいよ」と言ってくれたときが自分の頑張り時だと考えていたので、その一言に覚悟を決めました。

カッコイイ上司を目指す

スーパーキスケPAOにはトレーナーの上の職位であるチーフを務める上司が多く、登用試験を受ける人もダントツ。上を目指せる環境が整っているので、高いモチベーションを保つことができています。今の私はまだまだ中間地点。表側の目標はマネージャーですが、背中に掲げた目標は、スタッフやリーダーのみんなが昇格したい、トレーナーを目指したいと思ってもらえるようなカッコイイトレーナーになることです。それには強がるだけではダメ。大変なのに虚勢を張っていると、トレーナーはこんなしんどい仕事を平気な顔をしてしなければいけないのかと、若い子にはプレッシャーになってしまうと思うんです。だから、後輩の前ではしんどいときはしんどいと正直に言うようにしています。

見栄や虚勢を張らず、正直な自分を見せることで、「先輩のように上を目指したい」と思ってもらえたらうれしいですね。

クロストーク